じゅくのすけ
トップページブログ無料トライアルのお問い合わせ
ブログ一覧に戻る
指導ノウハウ

小学生への効果的な指導方法:個別指導塾で伸ばす学力と学習意欲

小学生への個別指導のノウハウを徹底解説。低学年・高学年別の指導方針、勉強嫌いへの対応、保護者との連携、学習習慣の定着まで実践的な方法を提供します。

2025/11/9

じゅくのすけ編集部


小学生への効果的な指導方法:個別指導塾で伸ばす学力と学習意欲

小学生への指導は、中学生・高校生とは異なるアプローチが必要です。学習習慣の基礎を作り、勉強への興味を引き出し、「学ぶ楽しさ」を伝えることが重要です。

本記事では、小学生への効果的な指導方法、低学年・高学年別のアプローチ、保護者との連携について、実践的なノウハウを解説します。

1. 小学生指導の基本姿勢

1.1 小学生の発達段階

低学年(1〜3年生)の特徴

  • 集中力: 15〜20分程度
  • 具体的思考が中心
  • 褒められることが大きな動機
  • 遊びと学びの境界が曖昧
  • 保護者への依存度が高い

高学年(4〜6年生)の特徴

  • 集中力: 30〜40分程度
  • 抽象的思考が始まる
  • 友達との比較を意識
  • 自我の芽生え
  • 徐々に自立し始める

1.2 小学生指導の3つの柱

1. 学ぶ楽しさを伝える

  • 「わかった!」という体験
  • できることが増える喜び
  • 知識が広がる面白さ
  • 成長を実感できる瞬間

2. 学習習慣を身につける

  • 決まった時間に勉強する
  • 机に向かう習慣
  • 宿題を自分でやる
  • 復習の大切さを知る

3. 自己肯定感を育てる

  • 「できる」という自信
  • 努力が報われる経験
  • 失敗しても大丈夫な環境
  • 自分の成長を認識

2. 低学年(1〜3年生)への指導

2.1 授業の進め方

授業時間の設定

  • 1コマ: 40〜50分
  • 集中できる時間: 15〜20分
  • こまめな休憩が必要

授業の構成例(45分)

  1. 導入・挨拶(5分)
  2. 前回の復習(5分)
  3. 新しい内容の説明(10分)
  4. 練習問題(10分)
  5. 休憩(5分)
  6. 応用問題・ゲーム(5分)
  7. まとめ・宿題(5分)

指導のポイント

  • 短い時間で区切る
  • 変化をつける(座学→ゲーム→書く)
  • 視覚的な教材を使う
  • 体を動かす要素を入れる

2.2 科目別の指導方法

国語

  1. ひらがな・カタカナ(1年生)

    • 書き順を丁寧に教える
    • なぞり書きから始める
    • ゲーム形式で楽しく覚える
    • 絵本の音読
  2. 漢字(2〜3年生)

    • 成り立ちから教える
    • イラストと結びつける
    • 短い文章で使ってみる
    • 漢字カードで楽しく
  3. 読解

    • 音読を重視
    • 挿絵から想像する
    • 登場人物の気持ちを考える
    • 短い文章から始める

算数

  1. 数の概念(1年生)

    • おはじき・ブロックを使う
    • 視覚的に理解
    • 指を使ってもOK
    • 生活と結びつける
  2. 計算(1〜3年生)

    • 計算カードで反復
    • 100マス計算
    • タイムを測って挑戦
    • 正確さ優先→徐々にスピードアップ
  3. 文章題

    • 絵を描いて考える
    • 何を求めるか確認
    • 式を立てる前に考える
    • 簡単な問題から自信をつける
  4. 図形

    • 実際に触れる(積み木等)
    • 折り紙で理解
    • 身の回りの形を探す

英語(3年生〜)

  1. フォニックス

    • 音から入る
    • 歌やリズムで覚える
    • カードゲーム
  2. 単語

    • イラストと一緒に
    • 身近なものから
    • 声に出して覚える
  3. 簡単な会話

    • 挨拶
    • 自己紹介
    • 日常会話

2.3 低学年指導の工夫

褒め方のコツ

  • 具体的に褒める

    • ❌ 「えらいね」
    • ✅ 「この漢字、きれいに書けたね」
  • 過程を褒める

    • ❌ 「100点すごい」
    • ✅ 「最後まで諦めずに頑張ったね」
  • 小さなことでも褒める

    • 「丁寧に消しゴムで消せたね」
    • 「きちんと座れているね」

集中力を保つ工夫

  • タイマーを使う(「あと5分頑張ろう」)
  • ゲーム要素を入れる
  • シールやスタンプで達成感
  • 立って解く、ホワイトボードを使う

飽きさせない工夫

  • 教材を変える(プリント→カード→タブレット)
  • クイズ形式
  • 対戦形式(講師と競争)
  • ご褒美タイム(最後5分は好きなこと)

3. 高学年(4〜6年生)への指導

3.1 授業の進め方

授業時間の設定

  • 1コマ: 60〜90分
  • 集中できる時間: 30〜40分
  • 途中で小休憩

授業の構成例(80分)

  1. 導入・前回の復習(10分)
  2. 新しい内容の説明(20分)
  3. 練習問題(20分)
  4. 休憩(5分)
  5. 応用問題(15分)
  6. まとめ・宿題(10分)

3.2 科目別の指導方法

国語

  1. 漢字

    • 熟語で覚える
    • 同音異義語に注意
    • 短文作成
    • 漢字検定への挑戦
  2. 読解

    • 段落の要点をつかむ
    • 指示語の確認
    • 接続詞の役割
    • 記述問題の書き方
  3. 作文

    • 構成を考える(起承転結)
    • 具体例を入れる
    • 型を身につける

算数

  1. 計算

    • 分数・小数の計算
    • 割合・速さ
    • 比の計算
    • 正確さとスピード
  2. 文章題

    • 図や表を使って整理
    • 何を求めるか明確に
    • 式の意味を理解
    • 検算の習慣
  3. 図形

    • 面積・体積の公式
    • 角度の問題
    • 図形の性質
    • 作図

理科

  • 実験・観察の重視
  • 「なぜ?」を考える
  • 図鑑や動画の活用
  • 身近な現象と結びつける

社会

  • 地図帳の活用
  • 歴史マンガ
  • ニュースとの関連
  • 暗記より理解

英語

  • 文法の基礎(be動詞、一般動詞)
  • 簡単な文の読み書き
  • 英検5級〜4級
  • 音読の習慣

3.3 高学年指導の工夫

自主性を育てる

  • 自分で目標を立てさせる
  • 計画を一緒に考える
  • 選択肢を与える(「数学と国語、どっちから?」)
  • できたことを自己評価

論理的思考を育てる

  • 「なぜ?」を問いかける
  • 答えの理由を説明させる
  • 複数の解き方を考える
  • 間違いから学ぶ

中学への準備

  • 学習習慣の定着
  • ノートの取り方
  • 計画的な学習
  • 自分で調べる力

4. よくある困りごとと対応

4.1 勉強嫌いな子

原因

  • わからなくて面白くない
  • 失敗体験が多い
  • 他のことに興味がある
  • 保護者からのプレッシャー

対応方法

  1. 小さな成功体験を積む

    • 簡単な問題から始める
    • 100%できる問題で自信をつける
    • できたら大げさに褒める
  2. 興味と結びつける

    • 好きなキャラクターの教材
    • 興味のある話題から入る
    • ゲーム形式で取り組む
  3. プレッシャーを減らす

    • 「勉強」と言わない
    • 「一緒に遊ぼう」くらいの軽さ
    • 短時間から始める
  4. 保護者との連携

    • 家で「勉強しなさい」と言わないよう依頼
    • 塾でやることを家ではやらない
    • できたことを保護者から褒めてもらう

4.2 集中力がない子

原因

  • 発達の個人差
  • 興味がない
  • 疲れている
  • 環境の問題(音、視覚刺激)

対応方法

  1. 短時間で区切る

    • 5分〜10分単位
    • タイマーを使う
    • 「あと3問」と具体的に
  2. 変化をつける

    • 座学→立って解く→座学
    • 書く→読む→話す
    • プリント→カード→タブレット
  3. 休憩を入れる

    • 10分勉強→2分休憩
    • 立ち上がる、伸びをする
    • 水を飲む
  4. 環境調整

    • 刺激の少ない場所
    • 目に入るものを減らす
    • 静かな環境

4.3 ケアレスミスが多い子

原因

  • 慌てて解く
  • 見直しをしない
  • 問題文を読まない
  • 字が汚い

対応方法

  1. 見直しの習慣

    • 問題を解いたら一度立つ
    • 最初から見直す
    • 声に出して確認
  2. 丁寧に解く練習

    • スピードより正確さ
    • 字を丁寧に書く
    • 途中式を書く
  3. チェックリスト

    • □ 問題文を全部読んだか
    • □ 単位を書いたか
    • □ 計算は合っているか

4.4 宿題をやってこない子

原因

  • 量が多すぎる
  • やり方がわからない
  • 忘れる
  • 家庭でのサポート不足

対応方法

  1. 宿題の量を調整

    • 少量から始める
    • 確実にできる量
    • 徐々に増やす
  2. やり方を確認

    • 塾で1問一緒に解く
    • 「これと同じようにやってね」
    • わからなかったら空欄でもOK
  3. リマインド

    • 宿題を紙に書いて渡す
    • 保護者にもメール
    • 次回の冒頭で思い出させる
  4. できたことを認める

    • 1問でもやってきたら褒める
    • やってこなくても叱らない
    • 「どうすればできるか」一緒に考える

5. 保護者との連携

5.1 定期的なコミュニケーション

面談の頻度

  • 月1回程度
  • 必要に応じて随時

じゅくのすけの「面談日程の自動調整」機能を活用すれば、保護者の都合に合わせた柔軟な面談設定が可能です。

面談で伝える内容

  • 授業での様子
  • 理解度
  • できるようになったこと
  • 課題と対策
  • 家庭でのお願い

面談で聞くこと

  • 家庭での様子
  • 学習時間
  • 困っていること
  • 保護者の希望

5.2 家庭学習のサポート

保護者にお願いすること

  1. 環境づくり

    • 静かな学習スペース
    • テレビを消す
    • 勉強道具の準備
  2. 声かけ

    • 「勉強しなさい」より「一緒にやろう」
    • できたことを褒める
    • 結果より過程を評価
  3. 見守り

    • 隣で見守る(小学生は一人では難しい)
    • わからない問題は一緒に考える
    • できなくても叱らない
  4. 生活リズム

    • 早寝早起き
    • 朝食をしっかり
    • 外遊びの時間も確保

NGな対応

  • ❌ 「なんでできないの?」
  • ❌ 兄弟と比較
  • ❌ 長時間勉強させる
  • ❌ できないことを叱る
  • ❌ 答えを教えてしまう

良い対応

  • ✅ 「ここまでできたね」
  • ✅ 「一緒に考えよう」
  • ✅ 短時間でも毎日
  • ✅ 努力を認める
  • ✅ ヒントを出す

5.3 情報共有の方法

じゅくのすけのお知らせ配信機能を活用して:

  • 学習のコツ
  • 家庭でできる工夫
  • 季節ごとの学習アドバイス

6. 学習意欲を引き出す工夫

6.1 目標設定

小学生に適した目標

  • 短期的(1週間〜1ヶ月)
  • 具体的(「漢字テスト80点」「計算プリント1枚」)
  • 達成可能
  • 測定できる

目標の例

  • 「今週は漢字10個覚える」
  • 「九九を全部言えるようになる」
  • 「音読を毎日する」
  • 「算数のワーク5ページ終わらせる」

6.2 ご褒美の活用

即時のご褒美

  • シール・スタンプ
  • 「できた!」という達成感
  • 講師からの褒め言葉
  • ハイタッチ

短期的なご褒美

  • 1週間頑張ったら好きなお菓子
  • スタンプ10個で好きな文房具
  • 月間目標達成で好きな活動

注意点

  • ご褒美に頼りすぎない
  • 徐々に内発的動機づけへ
  • 金額の高いものは避ける

6.3 成功体験の積み重ね

「できた!」の瞬間を大切に

  • 問題が解けた
  • テストで良い点が取れた
  • 先生に褒められた
  • 保護者が喜んでくれた

小さな成長を見逃さない

  • 「先週より計算が速くなったね」
  • 「この漢字、覚えたんだね」
  • 「最後まで集中できたね」
  • 「自分で答え合わせができたね」

7. 成功事例

事例1: 勉強嫌いを克服(小3男子)

状況

  • 学校の勉強についていけない
  • 「勉強嫌い」が口癖
  • 塾に来るのも嫌がる

指導内容

  • 最初は遊び中心(トランプ、しりとり)
  • 遊びの中に学習要素を入れる
  • できる問題から始める
  • 小さな成功体験を積む

結果

  • 3ヶ月で「塾楽しい」と言うように
  • 学校のテストで平均点
  • 「できた!」という自信

事例2: 計算力向上(小4女子)

状況

  • 計算ミスが多い
  • 算数に苦手意識
  • 「私、算数できない」

指導内容

  • 100マス計算を毎回実施
  • タイムを記録してグラフ化
  • 少しずつ速く正確に
  • できたことを大げさに褒める

結果

  • 3ヶ月で計算スピードが2倍
  • ミスが激減
  • 「算数得意かも」という自信
  • テストの点数が20点アップ

事例3: 中学受験へ(小5男子)

状況

  • 学校の勉強は問題なし
  • もっと難しいことをやりたい
  • 中学受験に興味

指導内容

  • 応用問題にチャレンジ
  • 思考力を鍛える問題
  • 中学受験用の教材
  • 知的好奇心を満たす

結果

  • 学ぶ楽しさを実感
  • 中学受験を決意
  • 偏差値60の中学を目指す

8. まとめ

小学生指導で大切なことは:

基本姿勢

  1. 学ぶ楽しさを伝える
  2. 学習習慣を身につける
  3. 自己肯定感を育てる
  4. 一人ひとりに合わせる
  5. 焦らず、急がせない

低学年のポイント

  • 短時間で区切る
  • 変化をつける
  • 具体的・視覚的に
  • 褒めて伸ばす

高学年のポイント

  • 自主性を育てる
  • 論理的思考を養う
  • 中学への準備
  • 目標を持たせる

保護者との連携

  • 定期的なコミュニケーション
  • 家庭学習のサポート依頼
  • できたことを共有
  • 一緒に成長を喜ぶ

成功の鍵

  • 小さな成功体験の積み重ね
  • 「できる」という自信
  • 学ぶことの楽しさ
  • 保護者の理解と協力

小学生時代に「学ぶって楽しい」「できるって嬉しい」という経験をすることが、その後の学習意欲の土台となります。個別指導塾として、一人ひとりの個性を大切にし、学ぶ喜びを伝えていきましょう。


じゅくのすけで効率的な小学生指導を

小学生指導には、保護者との密な連携と柔軟な運営が不可欠です。

じゅくのすけなら:

  • 面談日程の自動調整で保護者との定期面談をスムーズに設定
  • お知らせ配信で家庭学習のアドバイスを保護者に配信
  • 講師のシフト希望登録シフト自動マッチングで柔軟な授業時間に対応

小学生指導の体制を強化したい方は、ぜひじゅくのすけの無料トライアルをお試しください。

無料トライアルのお問い合わせはこちら


じゅくのすけで業務効率化を始めませんか?

90日間の無料トライアルで、実際の効果を体感してください

無料トライアルのお問い合わせ
じゅくのすけ

個別指導塾のためのオールインワン管理システム。
シフト調整から保護者対応まで、すべてをスマートに。

SaaS型マルチテナントシステム
複数の塾で安心してご利用いただけます


提供元: 株式会社Decryption

https://decryption.co.jp/

主要機能

• シフト自動マッチング

• スケジュール管理

• 席・ブース管理

• 面談日程調整

• お知らせ配信

• Googleカレンダー連携

© 2025 じゅくのすけ. All rights reserved.